【化学】ゼロから東大までの勉強方法・学習手順・解放網羅テキスト・全問解説授業
化学は勉強した分だけ得点アップが見込めます。また、東大を含めたどんな難関大でもしっかり準備することで9割近い点数を安定して取れるようになる科目です。
「参考書や問題集を取り組んでみたけど、大して偏差値が上がらない…」こんなことにならないように、「知識ゼロの状態から東大理系合格レベルに到達するまでの勉強方法・学習手順」を解説します。最後まで読み切ったころには「難関大合格のイメージ」が明確になるでしょう。
受験勉強の最適な進め方は、以下の3ステップです。
- 基礎完成期:知識ゼロ~共通テスト満点レベル
- 実力養成期:志望校レベルまでの解法網羅
- 実力完成期:初見の問題による大量演習
化学の受験勉強も3段階に分けて考えます。化学は覚えることが多く、知識固めの重要度が高い科目ですが、3段階に分けることで知識定着の効率も上がります。
基礎完成期:知識ゼロ~共通テスト満点レベル
まずは基礎用語と現象をしっかり理解します。同時に、典型的な計算問題に触れ、マスターしておきます。基礎完成期の具体的なゴールは「共通テストで安定して90%以上取れる状態」です。
基礎事項の理解は当然として、暗記すべき事項をしっかり暗記できていることが大事です。数学や物理が得意な生徒ほど「化学も俺様の考える力で乗り切る」なんていう間違った方向にいくことがあります。気持ちは分かりますが暗記すべき事項は潔く暗記しましょう。これがないと後々の本格的な入試問題の解説を聞いてもきちんと理解できません。
そのため、先に化学の暗記方法について説明していきます。
化学の暗記を着実に進める方法
残念ながら、暗記がどんどんできる魔法はありません。暗記を着実に進める方法は「何度も書く」こと。愚直に紙に書く。アプリではダメです。紙に書く!
暗記は漢字練習と一緒です。小学校の頃にやった「紙に何回も何回もひたすら書く」という行為が最も信頼できる暗記方法です。YouTube見て暗記方法博士になっている場合ではないのです。 その時間で紙1枚写経をした方がよっぽどマシでしょう。
具体的な暗記のやり方
「暗記したい事項を紙1枚にまとめ、1日1回写経する」を覚えるまで続けます。ただし、理解していないと暗記効率が悪くなるため、必ず授業を見てから暗記にとりかかります。
「暗記したい事項をまとめた紙1枚」の作り方ですが、 BASIC講義の中でタイトルに内容が書かれているものがあります。「金属のイオン化傾向」「フェノールとその誘導体」といった講義です。その講義の板書をルーズリーフにまじめに書き写します。 書き写す行為そのもの暗記につながりますので絶対にルーズリーフに書きます。
ノートよりルーズリーフの方がいいです。理由は「捨てやすいから」。たった1回ノートを作っただけで満足してはいけません。きれいなまとめノートを作っても点数になりません。そのノートが完全に頭に入ったら点数になるのです。
さてルーズリーフに板書を書きました。ルーズリーフ1号です。これを見ならがら別のルーズリーフに写経します。そしてルーズリーフ2号以降は捨てて下さい。紙として使い終わったのでそれらはゴミです。写経用の原本だけ残しておけばいいのです。原本すら捨ててもいいと思えたら暗記完了です。10枚20枚とやると配置まで覚えてきて最終的に全部頭の中に入り、問題がスラスラ解けるようになります。
化学はBASICの講義プリントの問題を全部瞬殺できるまで覚えこむと、共通テスト満点、それどころかGMARCHレベルもほぼ合格点に達します。「駿台・ベネッセ共通テスト模試」はもちろん満点、「河合記述模試」でもほぼ満点近く取れるようになります。偏差値70はかるく超えるでしょう。本当です。
「全範囲を」「短期間で」が最高効率
基礎固めでは「全範囲を」「短期間で一気に」勉強し切ってしまうのが良いです。なぜなら「6ヶ月も」かけて勉強していたら1か月目の最初のころにやった内容は忘れるからです。2ヶ月程度の短期間で全範囲の学習をやり、その後共通テスト模試を繰り返しやって毎日化学の全範囲に触れつつ全範囲の知識を固める。 一気にここまでやらないために、化学を1年も勉強していてほとんど知識も覚えておらず全然点数も取れない事態になってしまうのです。その原因は学習のスピード感。遅いほど効率が悪くなります。
非常に重要なポイントです。基礎固めは一気にやるのです。手を付け始めたら遅くとも3ヶ月以内、 理想は2ヶ月を目標にBASICをやり切りましょう。1日3時間かければ2ヶ月で終わります。やるかやらないかのレベルです。絶対にやると決めたらできます。
実力養成期:志望校レベルまでの解法網羅
基礎完成後は実力養成期に入ります。
化学もBASIC完成後はかなり楽です。ADVANCED以降では知識が錆びつかないように最低週2回(土日など時間があるときにやる)の頻度でADVANCED全科目を同時並行で進めていきます。 これは[ 受験勉強ロードマップ ]の話そのものであり説明が重複するためここではBASIC完成以降の話は割愛します。
化学の場合は、典型問題を網羅することで9割近い点数を安定して出せるようになります。東大でも9割が可能です。そのため実力養成期では以下の3点が重要ポイントになります。
- 難関大の出題パターンを網羅するテキストに取り組むこと
- 差がつく「計算問題(理論化学)」「構造決定(有機化学)」に習熟すること
- 知識を維持し、より完璧な状態へブラッシュアップすること
LUSの化学BASICで既にかなりの入試問題を網羅できていますが、志望校レベルに応じてさらにADVANCED、EXTREMEと出題パターンを抑えていきます。やればやるほど模試や過去問でも点数が取れるようになるため、勉強が楽しくてしょうがなくなるでしょう。
また基礎完成以降も「知識メンテナンス」はきちんとすべきです。特に有機化学、無機化学の暗記事項は定期的に問題に触れるようにし、かつ、BASICでやった「写経暗記」も定期的に行った方が良く、あらかじめ日々の学習計画に組み込んでおきます。知識に触れず放っておくと知識や記憶はどんどん劣化していくからです。せっかく行った暗記作業や共通テスト満点の実力が失われないように、土日等を利用して必ず写経暗記を行うようにします。
実力養成期では「差がつく問題」にもしっかり取り組んでおきます。以下のような問題です。
【理論化学】計算問題(EXTREME講座より抜粋)
※解説授業は「EXTREME講座」にあります
【有機化学】構造決定問題(MASTER講座より抜粋)
※解説授業は「MASTER講座」にあります
実力完成期:初見の問題による大量演習
一通りの問題パターンに触れたら、最後に仕上げとして過去問演習をやります。化学の場合はポイントは「知識に穴がないかの確認」「さらに完璧な知識状態を目指してブラッシュアップ」です。「知識の穴」は過去問演習を5~10年分やると見えてきますので、こういった知識の甘い分野を集中して鍛えるのが最後にやるべき仕上げです。
志望校レベル別の大量過去問演習用素材として、LUSでは「網羅演習プリント」を用意してあります。最短攻略ガイド視聴完了者には全員に無料配布していますので、ぜひ活用してください。[ 網羅演習プリント ]
基礎完成期の具体的な学習手順
ここから具体的な学習手順を説明していきます。
基礎固めに最適な教材
- 基礎知識の導入授業があること
- 基礎知識を整理できる長文型問題が網羅されていること
- 簡単な例題から入試基礎レベルの問題までスムーズに接続できること
の3つのポイントがあり、これを抑えたのがLUSの化学BASICです。
「導入授業」の重要性
導入授業がある方が学習効率が圧倒的に良いです。「まず要点をノートに整理して…」などとやると、「理解」「要約」の2つの作業を同時にやることになるので、効率が下がります。よってこのような「導入授業」が必須です。(BASIC講座より抜粋)
アニリンとその派生(BASIC講座)
基礎事項を「長文型問題」で整理する
教材の2つ目のポイントは「基礎知識を整理できる長文型問題が網羅されていること」です。
化学の入試問題には長文穴埋め型の問題が多数があります。長文型問題は基礎事項をうまく整理してくれており、基礎知識の暗記チェックの役割も果たしてくれるため、学習初期段階に最適なのです。知識や理解をまんべんなくとチェックできる良質な問題によって、基礎事項を効率よく習得していきます。
長文型問題というのは、たとえばこのような問題です(BASIC講座より:化学平衡)。「長文型問題」を「解説授業付きで学習」することで、最高効率で学習を進めることができます。
入試基礎レベルの問題で計算パターンや出題ネタを網羅
3つ目のポイントは「簡単な例題から入試基礎レベルの問題までスムーズに接続できること」です。が、化学の問題も基本的な解き方のパターンがあるので、それをまずは習得します。
電気分解(BASIC講座)
理論化学なら計算パターンが決まっています。また、考える順序も決まっています。例えば、電気分解なら以下のフローチャートを覚えます。
金属イオンの分離(BASIC講座)
無機化学であれば、金属イオン分離の問題が定番です。やはりこれも流れと出題ネタを暗記します。
BASIC講座は以上のポイントを押さえた内容になっており、全範囲基礎事項の修得に最適化しました。ボリュームは多いですが、これが大学入試レベルの必要基礎事項です。
実力養成期の具体的な学習手順
基礎固めを終えたら、次は入試標準問題に入っていきます。標準問題が完璧にできれば、基本的に入試では8割以上の得点が期待できます。標準問題マスターは超重要です。
解法網羅に適した教材
実力養成期では以下の3点が重要ポイントでした。
- 難関大の出題パターンを網羅するテキストに取り組むこと
- 差がつく「計算問題(理論化学)」「構造決定(有機化学)」に習熟すること
- 知識を維持し、より完璧な状態へブラッシュアップすること
難関大であろうと9割近くを安定して取れるようになります。そのために重要なのは差がつく問題できちんと得点できるようになることです。
知識を問われる問題は、難関大に合格するレベルの人はみなそれなりに勉強してきますので、差がつきません。いかにして「計算問題(理論化学)」「構造決定(有機化学)」を解答し切るかが勝負です。
LUSのADVANCED講座、EXTREME講座、そしてMASTER講座では特にこれらを重視してテキストを構成しています。知識面についてはBASICでほぼ完成していますので、各自で知識の穴を見つけ補強しつつ、ADVANCED以降で化学の思考系問題の実力を鍛えていってください。
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